簡易水洗トイレのしくみStructure
簡易水洗トイレのしくみ フルオート洗浄タイプも登場し進化を続けています
簡易水洗トイレのしくみと特長、用語などについて簡単にご紹介しています。
簡易水洗トイレとは
トイレは、水洗(本水洗)・簡易水洗・非水洗(ボットン)に大きく分けられます。
水洗トイレは下水道や浄化槽に接続しますが、簡易水洗トイレ・非水洗トイレは埋設した便槽と接続し、主に下水処理設備が未整備の地域で使用されています。
簡易水洗トイレは1回の洗浄水量が500cc以下の汲取り式トイレです。洗浄水で汚れの付着や臭いを防ぐことができ、非水洗トイレより衛生的にご使用頂けます。
ダイワ化成では、まるで水洗トイレのような感覚でご利用頂ける簡易水洗トイレ「クリーンフラッシュ」をご提供しています。
■簡易水洗トイレのしくみ
※簡易水洗トイレは配管勾配や曲りの制限があり、浄化槽や公共下水道への直接の接続はできません。配管詰まりのおそれがあります。
用語説明
- ■フラッパーバルブ
汚物の排出弁と水を溜めて便槽からの臭気を遮断する役目をします。フラッパーバルブは、バネによって閉じられています。 - ■ロータンクバルブ
レバーハンドルを操作すると、バルブが開いて便器に水を流す役目をします。 - ■レバーハンドル
フラッパーバルブとロータンクバルブを開閉する役目をします。手前に引くと、排出・洗浄をし、押すと便器に水を溜めます。 - ■ボールタップ
ロータンクに水を溜める役目をします。一定の高さまで水が溜まると浮力の力でボールタップの便を閉じ水を止めます。 - ■ストレーナー
水道管内のゴミや砂を取り除いてボールタップやロータンクに水を送る役目をします。 - ■オーバーフロー管
ボールタップが故障し、水が止まらなくなったとき、ここから屋外に排出する役目とオーバーフロー管を引き抜くことによりロータンクの水を抜く役目をします。 - ■便器オーバーフロー
ロータンクバルブがゴミづまりや故障を起こし、便器への水が止まらなくなったとき、ここから屋外に排出する役目をします。但し便器オーバーフローの穴の大きさは直径1cmです。これを超える排水量は、排水しきれませんのでご注意ください。 - ■止水栓
便器の元栓の役目と水勢を調整する役目をします。ロータンクへの水を止めるときは、この止水栓を閉めてください。 - ■排水芯
便器の後ろの壁から、排水管の中心までの距離を指します。現場の排水芯に合う機種をお選びください。
簡易水洗トイレも大きく進化しています Point
簡易水洗トイレを選ぶときにチェックしておきたい機能や仕様は?
オリジナル
自動洗浄
便座を離れると自動的に水が流れます。流し忘れがなく、操作部に手を触れないので衛生的に使用できます。
対応機種 FAI (SAI)
オリジナル
定量洗浄
1回の洗浄につき定量(約350cc)の水が流れます。特別な操作は不要なので、手軽に節水ができます。
対応機種 FZ50T・FA-5T・JT(和風)
オリジナル
水溜め機構
バネの力で密閉するフラッパー構造です。フラッパーの上に水が溜まるので、便槽からの臭いを二重に防ぎます。
オリジナル
本水洗切替え対応
オプション部品を取付けることで便器はそのままで簡易水洗から本水洗へ変更できます。(オート洗浄トイレFAIはスイッチ切替えで対応。)
オリジナル
改造フランジ対応
既設便器からの取替えの際、オプションの改造フランジを使うことで排水管はそのままで簡単に取替えができます。
オリジナル
リップゴム上から交換
フラッパー構造のリップゴムは、便器内に水を溜めておく役割をします。そのリップゴムを便器を外さず交換できます。
オリジナル
フラッパーソフトクローズ
フラッパーを静かに閉めることで水のフラッパー 跳ね返りを防止します。
オリジナル
防露タンク
温度差による結露を防ぐため、タンク内が二重構造になっています。
ロータンク樹脂製
ロータンクが樹脂でできており、軽量で割れないため施工しやすくなっています。お求めやすい価格も特長です。
対応機種 FZ300
オリジナル
タンクレス
タンクがないので、狭いスペースにも設置でき、軽量で施工しやすくなっています。
対応機種 FAI・F8・J8(和風)
エロンゲートサイズ
便器の大きさを表します。レギュラーサイズより30mm長いため、ゆったり座れるのが特長です。
レギュラーサイズ
便器の大きさを表します。標準的なサイズです。
オリジナル
バランス式開閉弁
重りと洗浄水のバランスで自動開閉するフラッパー構造です。便器洗浄の際のレバーハンドル操作が軽いため、どなたにでも使いやすくなっています。
ダイワ化成のこだわりと長年のノウハウが活かされたトイレの一例です
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